愛媛県松山市を中心に、独身男女に知り合うきっかけを提供中の愛媛恋活デートです。
愛媛恋活デート的に愛媛の寺院をシリーズでご紹介。
写真は、松山のいよてつ高島屋の向かい側・松山市駅前商店街の並びにある『日切り地蔵』で知られる寺院(浄土宗・独立山・善勝寺)です。
戦国の世が終わり徳川幕府が開かれようとしていた頃、奈良県(大和国葛城郡阿日寺)の住僧知善得業は、一体の地蔵尊を背に負い、南海の巡礼に旅立ちました。
やがて伊予国道後に立ち寄った際、突然病に倒れましたが、九死に一生を得て快癒。
「これ誠に地蔵尊のご加護。この地に縁あり」と、1603年3月(慶長8年)にここに一宇を建立し、地蔵尊を奉安しました。
一宇は名づけて独立山・善勝寺。
1603年といえば6月に徳川家康が征夷大将軍に任命された年にあたりますね。
その後、1691年(元禄4年)諸国に悪疫が流行した際、ここ「善勝寺の地蔵尊に日を切って願をかければ必ず成就す」との霊夢を見た者が各地に多数現れて、これを信じて願を立てるとその病苦はことごとく消滅したといわれています。
そして多くの人々が足繁く参詣に訪るようになり、いつしか誰言うともなく「日切地蔵尊」と称せられるようになったそうです。
この日も参詣の方が続々といらっしゃいました。お線香の良い香りも漂います。
その煙が絶えることなく、現在も賑わっています。
そして、下の写真の本堂に鎮座されているのが、日切地蔵尊です。
本堂前に置いてあるこちらは『浄財箱』といいますが、みなさんご存知でしょうか?
『浄財』とは、寺社や宗教団体・慈善・社会事業などに寄付する金銭のことです。
神社にあるのが『賽銭箱』で、寺院にあるのが『浄財箱』です。
『賽銭』とは、神様や仏様に祈願成就のお礼として奉納する金銭のことです。もともとは金銭ではなく幣帛(へいはく)・米などをお供えしていました。
いずれの箱も、決してお金を投げ入れるのではなく、ぜひ丁寧に置いて下さいませ。
真心の表現としてお供えをすることが大切です。
上の写真の我が子も実践中です。
さて、こちらは正面から入ってすぐ左側に佇んでおられる『水かけ地蔵さま』です。
水かけ地蔵さまにお水をかけさせていただくと、水を流すように心を清めてくださり、自分の代わりに水をうけてくださり、ご利益を授けてくださるという、優しい水かけ地蔵さま。
なんだか恐れ多い氣がしてなりませんが、とてつもなく有難く温かい『水かけ地蔵さま』です。
◆水かけ地蔵さま
水は生命の源 水は全てを清める 私の心の中にある
煩いや悩み 罪を水を流すように 清めてくださる
水かけ地蔵さまは 私の代わりに水をうけてくださり
私の穢れを洗い 心をきよめ ご利益を授けてくださる
さてさて、こちら善勝寺の表の通り沿い掲示板にもステキな言葉がありましたので、紹介させて下さいね。
◆慰めのことばが口から出ないのも 思いやりのひとつである(モーツァルトの言葉)
モーツァルトとは、そうです。あのモーツァルトのことです!!
私自身も時々このような場面を経験するのですが、何も言えない自分、言葉が出てこない自分を情けなく思ったりして、いろんな感情が込み上げることがあります。
だから、モーツァルトのこの言葉を知って、なんだか心が軽くなった愛媛恋活デートです。
それから、明治期にこちらの善勝寺より勧請の地蔵尊を祀ったものに
①愛媛県北宇和郡広見町小松と、
➁山口県大島郡東和町地家室の『日切り地蔵』があるそうですので、機会があれば行ってみたいな。
高島屋の向かい側にある善勝寺に、いつの日もどんな時も変わらぬまま、私たちを迎えてくれる日切地蔵様。
なんて心強い存在、尊い味方なのでしょうね!!
生活ができることも、仕事ができることも、恋愛ができることも、第一に健康があってこそ。
日頃から当たり前に過ごせている今この時への感謝を忘れず、こちらの日切地蔵様、ご先祖様、ご自身が崇敬している神様にその気持ちを伝えましょう。
そうすることで、神社仏閣巡りはもとより、日常の何気ない生活の中にちりばめられている様々なことにも気付かされ、ご利益を賜ることができる氣がしてならないという、愛媛恋活デートです♡