愛媛県全域を対象に独身男女に『知り合うきっかけ』をデートセッティングにて提供中の、愛媛恋活デートです。
愛媛恋活デート的に愛媛のおすすめスポットをシリーズでご紹介！！
写真は道後公園です。言わずと知れた湯築城跡。中世の伊予の国の守護であった河野氏が、南北朝期から戦国期（14世紀前半〜16世紀末）まで、約250年間にわたって居城していたところです。
そして、鎌倉時代に時宗を興した一遍上人は、河野通信氏のお孫さんにあたります。
実はこの場所には昭和62年（1987年）10月まで動物園がありまして、私も連れてきてもらいました。当時の写真をひっぱり出しては、皆が若いことに驚きながら(笑)懐かしんでいる愛媛恋活デートです。
ですから『道後公園』のイメージは、湯築城跡＞道後動物園ｏｒ湯築城跡＜道後動物園と、年代や興味によって二分されそうです。
ちなみにその当時の動物園は、昭和28年の創立以来月日が経つに連れて、騒音や悪臭に対する苦情、敷地の都合上施設の整備・拡張が難しいなど様々な問題が出始めたことにより、伊予郡砥部町に移転させる計画が立てられて実行されました。今では敷地面積（11.2㏊）・内容ともに西日本有数の動物園として有名で、県外からも多くの方が訪れています。愛媛県立とべ動物園といいます。
植物季節観測用の標本樹木（桜）がここに
上の写真は、道後公園の北口から入って行くと立っている、松山の標本木ソメイヨシノです。
この時期は公園中にセミのなき声が響き渡っていて、このソメイヨシノからも数匹の蝉（セミ）の声が聞こえてきます♪
セミ探しに夢中になる息子。私も一緒に探すことになって、オトナと子供の目線が違いすぎて笑えました。
ここに来ると、必ず誰かが鳩にエサをあげています。今回も親切な方が、エサを息子に渡してくれました。
そしたら、こうやってあっという間に集まってきてくれました。こんな楽しみもできる、道後公園です。
そのまままっすぐ南へ進んで、武家屋敷や湯築城資料館を目指します。
湯築城資料館
入口の自動ドアが開くと、ボランティアガイドさんが来てくれました。
が、しかし・・・慣れない雰囲気に包まれるも息子が、最近の口癖「行かないー！イヤー！」と叫ぶものだから、館内観賞は断念することに。
氣を取り直してさらに南へと進みますと、左側には土塀が続いています。
土塀（どべい）
【土塀（どべい）】は川原石を使って0.7m幅（最大は1.0m幅）の二列の石列を作り、間に小さな石をつめて2～3段の高さの基礎を立ち上げます。その上に粘土のブロックを積み重ねて、表面に壁土を塗り仕上げます。調査では基礎石部分だけが検出されました。各屋敷は14～15m間隔で土塀によって区画されており、道路側で土塀の切れている所を入口としていました。
武家屋敷①
屋敷内では、16世紀中頃の家臣が住んでいた武家屋敷のある日のようすが再現されていました。
主室では、武士や僧侶が集まり「連歌」を楽しみながら、教養を養うとともに仲間意識を強めていました。
連歌は、複数の人が一座に会して、和歌の上句（かみのく）にあたる5・7・5と下句（しものく）の7・7を交互に詠み続け、百韻（100句）を完成させる形式が一般的です。
ここでは、中央の上座に宗匠を指導者として招き、式目と呼ばれる約束事を教わりながら連歌の稽古をしており、手前右手の武士が採用された句を書き留める執筆（しゅひつ）の役目を果たしています。
挙句（最後の一句）が近くなり、みんな創作に苦心していますが、板の間の台所では、使用人が連歌を終えた客人に茶を点てる準備をしています。
下の写真が武家屋敷1の外観です。
円形石積遺構（えんけいいしづみいこう）
上の写真は【円形石積遺構（えんけいいしづみいこう）】といいます。この遺構は、まず円形や楕円形の穴を掘り、河原でとれる拳から人の頭くらいの大きさの石を集めてきて、この穴の壁に積み上げて造るそうです。
「井戸」や「お便所」として使われたのではないかと想像されましたが、この穴の底は水の湧く層に達していないので、井戸として使えません。お便所であれば寄生虫などの卵が必ず発見されるそうですが、土を分析しても見つけることができず、今のところ何の目的で造られたものかわからないそうです。
さて、道後公園の南に突き当りましたので、左に曲がって東へと進みます。
上の写真の左手に見えるのが、武家屋敷2です。
武家屋敷➁
屋敷内の冷房がよく効いていて、有難かったです。撮影不可となっていたので写真はありません。
良かったら、ぜひご自身の目でご覧になって下さいませ。
こちらの武家屋敷2は、発掘された礎石の配置からみた間取りや、当時の資料をもとに復元されています。
5個の礎石と2箇所の礎石抜き取り痕が発見され、これは建物の棟通りと考えられます。また西側の南北に並ぶ礎石は、他の礎石よりも小さいことから、この建物の西側には庇（ひさし）などがあったと考えられます。
さて、ここから東側へ向かうと、開放感いっぱいのこんな景色が待っていました！！
ゴザを敷いて寝転びたくなりますよーーーーーー！！ゴザ持ってきたら良かったなーーー！！
庭園の池
【庭園の池】ここでは池が発見されました。3m四方に小石を敷き詰めた深さ0.3mの浅い池と、大きな石を周囲に配置した8m、最深部0.8mの池が一体化した形です。
道路に沿って流れている排水溝から、細い溝をつないで池に水を取り込んでいます。
池の周囲には建物の一部と思われる礎石があることから、池をのぞむ建物などがあり、庭園が造られていたと考えられています。
外堀土塁（そとぼりどるい）
こちらは【外堀土塁（そとぼりどるい）】です。外堀土塁は外堀を掘った時に出る土を盛り上げて造られており、「掻揚げ土塁」と呼ばれています。堀と一体となって城の領域を形づくり敵の侵入を防ぐことや、城内がどのようになっているのかを外から見られないようにする目的があります。機械のない時代に多くの人々の手によって造られたこの大規模な土塁は、湯築城跡の中でも最も代表的な遺構なのだそうです。
下の写真は、階段を下りたところから撮影。
公園内には3名くらいのカメラマンさんがいて、たぶん鳥？を撮影しているようでした。
土坑（ゴミ捨て穴）
こちらは【土坑（どこう）】、土坑とはゴミ捨て穴のことです。
土坑の大きさは、長さ約2.5ｍ、幅2.0m、深さ0.5mです。この土坑は内堀土塁裾に作られた排水溝を壊して掘られています。
出土遺物は、士師質土器の皿や杯が最も多く、なかでも京都の土器を真似たものが、ほかの土器溜りに比べて多いことが特徴です。これ以外に釜やすり鉢、備前焼きや中国陶磁器、瓦質土器がみられます。また周辺では西日本で出土例が少ない丹波焼のすり鉢もありました。最大土坑と同じく儀式や宴会で使用されたものが捨てられたと考えられ、前方に見られる天然の岩肌の素晴らしい景色を眺めながら、宴会が行われていたと考えられます。
ここでゆっくり休めます
猛暑でじっとしていられませんが、こちらの休憩室の陰はものすご～く涼しくて、ゆっくりできました。
自転車やバイクの乗り入れ、野球やゴルフなどの球技、飲酒や宴会、喫煙やたき火バーベキューなど火の使用、これらのすべてが禁止されています。
このコースはお散歩に最適で、ご近所さんの早朝ウォーキングや、犬のお散歩や、ランニングの練習まで、多くの方々が気軽に利用することが可能です。（もちろん無料）
そして東口に到着！！
ゆうぐ広場
ここには、幼児が遊べる『ゆうぐ広場』があります。遊具や砂場、さらにはグラウンドまで！！
この時期のすべり台は火傷するくらい熱いので、諦めます。
秋山好古が揮毫「御大典奉祝記念」碑
さて、見どころ満載の道後公園ですが、特に『ゆうぐ広場』に立っているこちらにご注目を。
秋山好古揮毫の昭和天皇即位の大典の記念碑で、昭和3年（1928年）11月に建立されました。
松山にはいろいろな記念石碑が存在しています。しかも近代俳句の父である俳聖・正岡子規をはじめとして、子規門下で子規の跡を継ぎ「ホトトギス」を出版する高浜虚子などの多くの俳人を輩出していることもあって、なかでも句碑が圧倒的に多く、その数なんと300以上もあるんですって！！これは全国的にも珍しく、俳句に興味のある方にとってはメッカとなっています。
道後公園の東口から北口へと進んでいくと、右手にタイル貼りの立派な建物が現れます。
それは、松山市立子規記念博物館です。
もちろんこの子規記念博物館にも入りたかったけど、ここでも息子に「クルマ行くー！！帰りたいー！！」と言われてしまったので、またの機会にせざるを得ず・・・
それにしても、道後公園だけでも見どころがたくさんありまして、全部を紹介しきれませんことお許し下さい。
松山で生まれ育った私。松山を愛する気持ちは誰にも負けないくらいなのに、この街のことを知っていくほどに、実はたいして知らなかったんだぁ・・・って思うことばかり。
今回気が付いたことは、道後公園こそ、れっきとしたデートスポットだという事実♡♡♡
カップルでのんびりと歩幅を合わせて、時々ベンチに座ってみたりしながら、四季折々の景色を楽しむも良し、二人が歴史好きなら一緒に戦国時代にタイムスリップして、思いを巡らすも良し。
「どこへ行ったら良いかわからない」「公園デートがしたい」というお二人には、ぜひ道後公園へお出かけ下さいね♡♡♡
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※説明書きは道後公園内の掲示より引用させていただきました。
